女子高生がおっさんをバカにしたのを機に一念発起

西本さんが「おっさんレンタル」を立ち上げたのは、ある日電車で耳にした女子高生たちの会話がきっかけだった。
「総武線に乗ってたら、女子高校生同士でおっさんのことをバカにして笑ってたんですよ。耳毛が生えてるとか(笑)。当時の僕は44歳くらいだったけど、ちょっとショック受けて、自分が奮起しなきゃいけないと思ったんです。
あとこれはギャグなんですけど、当時はまだTSUTAYAでDVD借りてる時代やったんですよ。僕もよくレンタルしてて。それで、『もしも僕がこの棚に並んでいたら誰が借りてくれるんかな』と思った。家に帰って妻に話して値段聞いたら『1000円がギリかな』って言われたので、それで時給1000円に決めました(笑)。
起業したのが東京なのがよかったかもしれないですね。関西だったら『なんでおっさん1000円で借りるねん』みたいになりそうですから」。

そうして2012年に一人で立ち上げた「おっさんレンタル」は、サービス名のユニークさもあってすぐさまメディアに取り上げられ、ひっきりなしに依頼がくるようになったという。
「最初の2年間は僕ひとりでやったんですよ。『はなまるマーケット』に出たら90歳近くのおばあちゃんからも依頼がかかりました」。
「おっさんレンタル」の本は台湾版も発売されている。
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