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コーヒーと静けさと、バスケの“間”にあるもの


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そんなオンとオフの切り替えは、食事だけに留まらない。休みの日は、あえて体育館から離れて過ごすことも意識している。

「気になるカフェを探して、コーヒーを飲みに行くのが好きです。味ももちろん大事だけど、それ以上に、空間が重要なんですよね。静かで落ち着いた雰囲気とか、緑の多いロケーションとか、そういう環境に惹かれます」。


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ずっと張りつめた状態では、バスケそのものが苦しくなってしまう。だからこそ、リズムよく緩急をつけることが現役を長く続ける秘訣でもある。

「楽しみながら続けていくには、“オフ”も含めて、自分をうまくコントロールすることが大事。食事も、コーヒーも、そうやって自分の状態を整えるための大切なツールなんです」。

ストイックに節制するだけが、アスリートの正解じゃない。心まで満たす一皿こそが、原 修太にとって本当の意味での“ご褒美”なのだ。



原 選手、面白すぎるお話、ごちそうさまでした!
原 修太はら・しゅうた
1993年12月17日生まれ、千葉県出身。習志野市立習志野高等学校から国士舘大学を経て、2015年B.LEAGUE・千葉ジェッツに加入。187cm、96kgのフィジカルを武器に、攻守にわたり存在感を発揮するシューティングガード。2024-25シーズンには、2年ぶりとなる「ベストディフェンダー賞」を受賞。ガードからビッグマンまで対応できる守備力の高さで知られ、日本代表としても2023年FIBAワールドカップに出場。趣味はゴルフ、ダーツ、映画鑑賞。Instagram:@shutahara31

佐藤ゆたか=写真 池田鉄平=取材・文

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