連載「密着!アスリートのチートデイ!〜欲望解放の禁断グルメ」⚫︎毎日の節制の先に待つ、束の間の自由。アスリートが自らを甘やかすために選ぶメニューには、彼らの人生観が凝縮されている。汗の結晶を支えるご褒美メシを拝見!
日々、節制と自己管理のなかで戦い続けるトップアスリートたち。そんな彼らがほんのひととき、自分を“解放”する瞬間がある。いわゆる「チートデイ」だ。本企画では、彼らが選ぶ「至福の一皿」とその背景にある想いを紐解いていく。
記念すべき第1回に登場するのは、千葉ジェッツの原 修太選手。Bリーグでベスト5、ベストディフェンダー賞をダブルで受賞。攻守で圧倒的な存在感を誇る男が、チートデイに選んだ一皿とは?
【写真19点】「『迷わずハンバーガー!』Bリーグ・千葉ジェッツの原 修太選手が“チートデイ”に食べたい一皿」の詳細を写真でチェック ハンバーガーが、僕を“解放”してくれる

「チートデイには、何を食べる?」。
そんな問いに、千葉ジェッツ・原修太選手が迷わず答えたのが“ハンバーガー”だった。

「肉が好きなんです。だから休みの日やオフの時期は、無性に“ちゃんとしたハンバーガー”が食べたくなるんですよね。シーズン中の食生活は、厳密に制限してるわけじゃないですけど、脂質の多いものはなるべく避けてます。特にハンバーガーとかラーメンは、オフの日まで我慢です(笑)。
僕の場合ですが、一年中ストイックに過ごすのはプロでも難しい。だからこそ、オンとオフの切り替えが大事と思ってます。オフの日は、自分の好きなものを食べて、しっかりリフレッシュしていますね」。

ハンバーガー好きの原点は、少年時代に遡る。
「小さい頃、新聞の折込チラシに載ってるチーズバーガーの写真を見てワクワクしてました。あの、細くて長いポテトとセットで食べるのが楽しみで。学生のときは普通に食べてましたけど、プロになってからは体のこともあって、自然と距離を置くようになりました。でも“食べられない時間”が続くと、恋しくなるんです(笑)」。
ハンバーガーの一口に宿るのは、少年時代のトキメキと、プロとしての緊張をほどくほんのひととき。チートデイに食べるその一皿は、まさに“我を解放する”味だった。
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