
「デザートブーツ」に「ワラビー」。クラークスといえば、まずはこの2大定番を思い浮かべる人がほとんどだろう。でも実はこのブランド、200年もの間ずっと革新を追求してきた、非常に先進的なシューメーカーなのだ。
そんなクラークスが2025年、記念すべき200周年イヤーに放つ新作が「クラークス ペース(CLARKS PACE)」。
なんとブランド初となる、ウォーキングに特化したパフォーマンスシューズなのである。
「ランニングシューズでウォーキングって、実はNGです」

「フィットネスのためのウォーキング人口は増え続けていますが、多くの人がいまだにランニング用のシューズを履いています。これでは、体の動きに適したサポートが得られません」。
そう語るのは、クラークスのグローバル・ヘッド・オブ・プロダクト、ドーン・ポルト氏。
確かに言われてみれば、ウォーキングとランニングとでは、歩幅も振り出し方も全然違う。足や関節にかかる負担だって当然違うわけで。
「クラークス ペース」は、そんな課題を本気で解決するため、ウォーキングの動作に合わせて設計され、より遠くまで、より長く歩けるよう科学的に作られた一足だ。
「クラークス ペース」2万6400円/クラークス(クラークスジャパン 03-5411-3055)
このシューズに込められたテクノロジーが、実に興味深い。
まず注目したいのは、クラークスの最先端技術である「C360フォーム」だ。このデュアルレイヤー(2層構造)クッションが歩行時の衝撃をしっかり和らげる一方で、安定感のある足運びもサポートしてくれる。

そしてさらに驚くべきは「Infinity Energy Capsules」テクノロジーなるもの。これは、歩くたびに圧縮・反発を繰り返し、推進力を生み出すという仕組みになっている。
つまり、歩けば歩くほど前に進みやすくなるというわけ。一歩ごとに力強くアシストしてくれる、まさに"歩くための靴"といえよう。

加えて、アキレス腱へ優れたサポート力を発揮するSカーブ一体成型ヒールカウンターも搭載し、履いた瞬間から快適なフィット感をもたらしてくれる。
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