快適さが明らかに違う

「ああ、すごく柔らかな印象です。設計の繊細さを感じるというか。普段乗っているのが大きめのオフローダーなので、運転席からの視線の高さ、視野角もちょうどいいです。大きいけど、持て余す感じはないですね」。
OSRINさんが乗ったのは全長4945×全幅1995×全高1970mmの「110」モデル。3Lディーゼルエンジンを搭載。1401万円〜(※ルーフキャリアやサイドボックス、電動ステップはオプション装備)/ランドローバーコール 0120-18-5568
「ディフェンダー」を運転したときの、OSRINさんの第一印象である。普段乗っているのはかなり古いオフローダーだそう。「エアコンを付ければ“普通に涼しい”時点で自分の車とはそもそも違いますが」と笑う。
そして、OSRINさんの運転中にKing Gnuの音楽を流してみると「音楽はもう、仕事として聴こえちゃうんです(笑)。でも改めて聴くとやっぱりいい曲ですね。音もすごくきれい」と語る。スピーカーは臨場感豊かなオーディオ体験を提供する「MERIDIAN™サウンドシステム」を採用する。

「基本的には、車は道具だと思っています。憧れの車に乗りたいという気持ちは素敵ですが、自分がきちんと乗りこなせる車、自分のライフスタイルに合った車が好き。道具は使うもので、使われたくはないですね」。
室内は水平基調の美しいデザイン。力強さと上質さが感じられる。タッチパネルと物理ボタンのバランスが良く、すべてにおいて操作がしやすいのも特徴。
「ディフェンダー」の後部座席に同乗することおよそ30分。本人は大きい車に乗り慣れているからと言うが、そもそも運転が上手な人だと感じた。初めての車、初めての道のドライブを、ここまでジェントルにこなせる人は少ない。

取材をしながら手元でメモを取っていたが、不快な揺れや不安定さはなく実に楽しく同乗させてもらった。「ディフェンダー」の駆動性能とゆったりとした後部座席のスペースも、快適さの要因ではあったのだろうが。
後部座席は足元とヘッドクリアランスが十二分に確保されている。
「もちろん今乗っている車はとても気に入っています。でもこうして最新の『ディフェンダー』に乗ってみると……やっぱりいいですね。快適さが明らかに違う」。
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