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若い頃は「チャームポイント」とも言われた顔のほくろ。
しかし年齢を重ねると、紫外線や加齢の影響で増えたり、肥大化したりして、一気に“悪目立ち”する存在になることも。たった一つのほくろで清潔感が損なわれたり、老けて見えたりするのは、正直もったいない!
今こそ、その“ほくろ問題”に終止符を打つタイミングなのかもしれない。
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西嶌暁生先生●医学博士、形成外科専門医、MBA。銀座こもれびクリニック院長、株式会社ZAI 代表取締役社長。2013年より筑波大学の形成外科で、創傷治癒、外傷、再建、美容外科及び美容皮膚科を専門とする臨床医として従事。その後、2023年7月に「恵比寿こもれびクリニック」を開院し、2025年8月から「銀座こもれびクリニック」(東京都中央区銀座3丁目8-10銀座朝日ビル2階)としてリニューアルオープン。形成外科と再生医療を専門とした美と健康のパーソナルドクターとして活躍。「老化は病気、老いは治療できる。」をコンセプトに、「老化」の常識を覆した世の中に2つとないオーダーメイド治療を提供している。
年々増える黒い斑点、それは老人性イボかも?

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――加齢によりほくろは数が増えたり、肥大化したりするものなのですか?いわゆる“黒子(ほくろ)”と呼ばれているものの多くは、小型の「色素性母斑」と呼ばれる良性の腫瘍です。この母斑細胞は、加齢や紫外線などの影響で数が増えたり、肥大化したり、盛り上がったりすることがあります。
また、同じように年齢や紫外線で増えるものに「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」もあります。これは俗に「老人性イボ」と呼ばれているものです。1~2cmほどの茶~黒色の隆起で、顔に点在するケースも。80歳以上では、ほぼすべての人に見られるとも言われています。
――ほくろは放置していても問題ないのでしょうか?ほくろもイボも基本的には良性腫瘍ですので、必ずしも治療を必要とする疾患ではありません。ただし、顔に黒や茶色の斑点があると“老け見え”する原因になることも事実です。
「見た目の若さ」や「清潔感」が気になる場合はクリニックに相談し、除去を検討することをオススメします。
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