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雨の帰宅後、「濡れた靴をそのまま放置」は超危険!

Unsplash

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――ちなみに、雨で濡れた靴をそのままにするのはNGですか?
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もちろんです。濡れた靴を放置するのは、雑菌をある意味“培養”しているようなものだと思ってください。冬場ならまだしも、夏場は菌の繁殖に必要な条件がすべて揃ってしまいます。つまり、ただ玄関に置いておくだけでも、靴の中ではどんどん菌が繁殖していくのです。

そして、雨に濡れるということは、水たまりの泥や道路の汚れなど、外部の雑菌も靴に付着している状態でもあります。これらが靴内に残った菌と一緒に増えることで、ニオイがより複雑で強烈になることもあります。

また、注意したいのは「乾いたように見えて、じつは湿気が残っている状態」で靴箱にしまってしまうケースです。湿気がこもったまま密閉空間に入れると、ニオイだけでなくカビの原因にもなりかねません。
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靴によって、ニオイやすさに差はある?

Pixabay

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――ちなみに、スニーカー、革靴、パンプスなど、靴の種類によって臭いやすさは変わるのでしょうか?

素材や構造によって、ニオイやすさには差はあると思います。例えば、布製やメッシュ素材のスニーカーは通気性に優れる反面、汗や水分を吸いやすい傾向があります。繊維の奥深くまでニオイの原因を溜め込んでしまうと、なかなか取れにくくなるため、頻繁に履いている場合は注意が必要です。

一方、革靴やパンプスは表面からの吸水性はそれほど高くないため、汚れたらきちんと拭いてあげれば比較的ケアしやすいとも言えます。ただし、通気性が低く内部が蒸れやすい傾向があるので、長時間の着用は避けたり、インソールを定期的に取り替えたりすると効果的ですね。

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――では、靴のニオイ対策について何をしたらよいのか、具体的なポイントを教えてください!

はい、対策は「ニオイを発生させない工夫」と「発生してしまったニオイをどう除去するか」の二段構えで考えるのが効果的です。

【ニオイを“発生させない”ためには…】

1. 靴をしっかり乾燥させることが基本!

靴の中に専用の乾燥剤を入れておくのはとても有効です。最近は繰り返し使えるタイプもあり、経済的にもおすすめ。また、脱いだ靴をすぐ靴箱にしまう習慣はNG。もし雨などで濡れた場合は、100円ショップでも買える靴用ハンガーでベランダに吊るすなど、早く乾燥させる工夫をしましょう。

2. 靴下のケアも意外と見落とし厳禁!

靴が乾いていても、湿った靴下や生乾き臭があれば意味がありません。汗をかいたら履き替える、そもそも靴下はしっかり洗えているか見直すことも重要。皮脂汚れが気になる場合は、ぬるま湯に洗剤を溶かしての押し洗いも効果的です。

ちなみに、素足で靴を履くのはおすすめできません。汗や皮脂がダイレクトに靴に残るので、菌のエサになりやすくなります。

3. インソールの交換も効果的!

インソールは意外と汚れやすく、使いっぱなしにしていると臭いの原因になるので、定期的に交換しましょう。消臭・通気性の高いインソールを選ぶと、靴内の環境をより良く保てます。

4. 毎日同じ靴を履かない!

靴にも“休息時間”が必要です。湿気が残った状態で翌日も履くと、ニオイの蓄積が加速します。2~3足をローテーションで使うのが理想的ですね。

5. 足そのもののケアも忘れずに!

足自体を毎日しっかり洗うことも大切です。指の間までしっかり洗う、足用のデオドラント製品を使うなど、足そのものを清潔に保つ意識がニオイ予防につながります。

【すでに”発生してしまった”ニオイには…】

発生してしまったニオイには、「洗う」「乾かす」「消臭する」を組み合わせて対応しましょう。

1. 洗える靴(スニーカーなど)は、定期的に丸洗いを!

靴を傷めずに洗うには、以下の手順を意識してみてください。

1. インソールや紐を外し、ホコリや砂を落とす。
ぬるま湯に軽く浸して、汚れを浮かせておくと洗いやすくなります。
2. ぬるま湯+靴用洗剤(なければ洗濯用洗剤や石鹸)で洗浄液をつくる。
洗面器やバケツでOK。
3. やわらかいブラシでこすって汚れを落とす。
インソールや紐も一緒に洗うのが◎。
4. きれいな水でしっかりすすぐ。
汚れが再付着しないよう、水はこまめに替えましょう。
5. 風通しのいい日陰で乾かす。
直射日光やドライヤーの熱風は素材を傷める可能性もあるので注意を。
6. 完全に乾いたら、消臭ミストを仕上げにスプレー。

2. 消臭スプレーも活用を!

手軽で即効性がある対処法は、やはり消臭スプレーを使うことです。当社では靴のニオイ対策にも使える消臭アイテムを取り扱っています。「ニオイを香りで誤魔化さない」というポリシーを大切に、無香料にこだわっているのも特徴です。なかでもおすすめは2つ。

・「除菌消臭ミスト」825円
→ 帰宅後、靴を脱いだあとに吹きかけてください。しっかり乾燥させる時間があるときにおすすめです。100%植物由来の消臭成分を使用しており、無香料のためペットや赤ちゃんのいるご家庭でも使いやすいです。スーツやカーテンなど、なかなか洗えないものにも。


・「消臭ドライスプレー」1430円
→ 即効性があり、濡らさずに消臭できるため、外出前にニオイが気になるときにも使えます。逆さでも使えるので、ブーツやハイカットの靴にもおすすめ。バイクや自転車のヘルメット、バッグなどのニオイ対策にも使える万能タイプです。

「10円玉」「コーヒーかす」巷のライフハックの効果は?

――「靴に十円玉を入れる」「乾燥させたコーヒーかすを使う」といった方法も聞いたことがあるんですが、実際の効果ってどうなんでしょう?

十円玉に含まれる銅イオンには、軽い抗菌作用があります。靴の中に数枚入れておくことで菌の繁殖を多少抑える効果があるとも言われています。ただし、実際は銅が直接触れている部分にしか効果を発揮しないとも言われています。

また、コーヒーかすについても、豆の油膜があるので、ニオイを吸着する力は意外と高くないかなと……。

――つまり、どちらも「全く効果がないわけではないが、過度な期待は禁物」ということですね。

そうですね。やはり靴や玄関のニオイに特化した専用の消臭グッズを使うのが効率的なのではないでしょうか。


靴のニオイは、ある日突然現れるものではなく、日々の汗や湿気がじわじわと蓄積されて発生するもの。だからこそ「濡れたらしっかり乾かす」「履いたら休ませる」「ときどき消臭する」といった、ちょっとした習慣と工夫が大切だ。

梅雨から夏にかけての時季、“悪臭爆弾”が爆発する前に、今回教わった対策を日常に取り入れていこう。

岡田 圭(Verb)=取材・文 アントレース=編集

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