OCEANS

SHARE

——即刻始めます!手っ取り早く帽子なんてどうでしょう?
advertisement

瀧澤 アリですね。蒸れによる雑菌の繁殖や圧迫による血行不良など、帽子にもデメリットはいくつかありますが、それらを差し引いても、紫外線を浴びるほうがよほどリスキー。

こまめに脱いで通気性を確保したり、ご自身の頭のサイズに合ったものを選ぶ必要はありますが、夏場は帽子を積極的に活用しましょう。帽子をかぶるのはちょっと苦手、という方は、男性用の日傘を活用してください。

——頭皮や髪用の日焼け止めはどうでしょうか?
advertisement

瀧澤 分け目や地肌にもつけやすいミストタイプがおすすめです。ただ、頭皮は大量の汗をかく部分であり、成分が洗い流されてしまうことも。そのため、日中何度も塗り直す必要があります。

——なんだか夏に外に出るのが怖くなってきました。

瀧澤 日焼け止めで紫外線を防ぐのはもちろん、頭皮が本来持つ機能を回復させることが肝心です。健康な頭皮は潤いで覆われていて、それには紫外線などの外部刺激から頭皮を守るバリア機能と、水分の蒸発を防いで水分をキープする機能が備わっているんです。

ただ、生活習慣やストレスなど、さまざまな原因によって頭皮が本来の働きを発揮できていないケースが少なくありません。特に原因になりやすいのが、“洗浄力が強すぎるシャンプー”です。

——え?汚れはしっかり取ったほうがいいのでは?

瀧澤 確かに頭皮や髪の汚れを除去することは、肌を健康に保ち、髪の正常な生まれ変わりを維持するうえでも非常に大切です。ただし、過度な洗浄力を持つシャンプーは必要な潤いまでも落としてしまうんです。

——必要な潤いがなければ、頭皮がむき出しになってしまうんですね。結果、紫外線をダイレクトに浴びてしまうと。

瀧澤 そのとおり。つまり、不要な汚れをちゃんと取りつつ、かつ必要な潤いを残すシャンプーを選ぶことが大切なんです。

——おっ、そんな都合のいいものがあるんですか?

瀧澤 たとえば、アミノ酸系の洗浄成分を配合したシャンプーです。これは人間の皮膚や髪のタンパク質を構成するアミノ酸に由来する界面活性剤を洗浄成分として配合したもの。

こうしたシャンプーなら、きちんと汚れを落としつつ、髪に必要な保湿成分を残すことができます。人間の肌と同じ弱酸性のため、肌への刺激が少ない点や潤いを残すことで、皮脂の過剰分泌を防げる点もメリットです。

——シャンプーが紫外線対策につながるとは意外でした。

瀧澤 頭皮用の美容液やトリートメントも使ってほしいんですが、本当の意味で頭皮の健康を取り戻すには、毎日のシャンプーで、本来持っている機能を回復させることが先決だと思います。

頭皮の紫外線対策はシャンプーから、と肝に銘じてください。カラダには日焼け止めを塗るのに、頭皮には何もしない、というのはまさに「尻隠して頭隠さず」ですよ。

——いやはや「灯台頭暗し」でした。長年ほったらかしてきたので、頭皮が下がる思いです。
3/3

次の記事を読み込んでいます。