白地に青の文字が映えるキックボクシング用グローブ。“Thomas”は島田さんの愛称なのだ。
小比類巻 トレーニングを続けていく中で、どんな気付きがありましたか?
島田 年齢なりに肉体は衰えている、ということ。1ラウンド3分どころか、2分で息が上がっちゃう。でもそれを克服しようと目標を持ち、クリアすると、自信につながっていくんですよね。
小比類巻 パンチはもちろん、最初からキックも良かったですよ。何せ思い切りがいい。そして同時に、自分なりのロジックで、考えながら打っている。ミットを受けているとわかるんです。
グローブ同様に誂えたヘッドギアやカッププロテクター。気分を盛り上げるギア類は必携。
島田 関節の可動域が重要だと感じたので、ストレッチには力を入れましたね。同じ中段蹴りでも、右は上がるけど左は全然上がらない。無理に上げるとバランスが崩れちゃう。
小比類巻 右のミドル(キック)は今でも僕の身体に刻み込まれてますよ。
島田 刻み込まれているのは魔裟斗さんのミドルでしょ(笑)。
小比類巻 いや、本当です。何度もスパーリングしていますが、右ストレートと右のミドルが実に重かった。
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