名店② 味噌ラーメンは全国有数のクオリティ「熱田味噌拉麺ぶりゆ」

続いてご紹介するのは、2023年1月にオープンした「熱田味噌拉麺ぶりゆ」。
ロケーションは、名鉄名古屋本線・神宮前駅の西出口から約200m弱。西出口の目の前には2024年9月に開業したばかりの観光客向け商業施設「あつたnagAya」が広がり、駅に降り立った人々を温かく出迎えてくれる。
さて、「熱田味噌拉麺ぶりゆ」は、優良ラーメン店がひしめく名古屋市内においても指折りの人気店であり、かつ今最も熱いお店のひとつ。
同店は、「鶏番長@中京競馬場前」、「拉麺ぶらい@鳴海」、「Ramenぶろす@共和」の姉妹店。「Ramenぶろす」だけは大府市に店舗を構えるが、「ぶりゆ」を含むほかの3軒は、すべて名古屋市内に所在する店舗だ。

現在、同店は行列待ち軽減対策の一環として整理券システムを導入している。整理券をゲットしたあとは、一度店の前から離脱し、駅前の「あつたnagAya」や熱田神宮を観光するなど、同システムの恩恵に最大限与ることをオススメしたい。

提供メニューの紹介に移ろう。「ぶりゆ」は現在、みそらーめん、しおらーめん、びゃんびゃん麺の3種の麺メニューをレギュラー商品として提供中だ。屋号に味噌拉麺の名を冠していることからも明らかであるが、看板商品は「みそらーめん」。私ももちろん「みそらーめん」を注文させていただいた。
注文から商品が提供されるまでの所要時間は5分弱。熟練された作り手の無駄のない動きに目を奪われているうちに、ラーメンが完成。
眼前へと供された「みそらーめん」は、視界に捉えた瞬間、「これは疑いようもなく当たり」だと確信できるほど端整な顔立ち。明るい褐色を呈したスープに、牛チャーシュー・牛そぼろ・おろし生姜・九条ネギ等のトッピングをバランス良く配置。丼の一角には、食べ応えのありそうなワンタンまでがセットされる、至れり尽くせりぶりだ。

丼から立ち上る香気の麗しさも特筆に値する。鼻腔を心地良くくすぐられ、食欲を掻き立てられること必至。特に、飛騨牛の脂を溶け込ませた香味油から放たれる香気はこの上なく妖艶で、食べる前から食べ手をノックアウトする。実食を開始したあとも、極上の時間は続く。
地元・愛知県が誇る名鶏・名古屋コーチンの丸鶏から丁寧に出汁を採った白湯出汁と、自家製味噌から創り上げた芳醇なタレとを、絶妙なさじ加減で紡ぎ合わせたスープは、飛騨牛を用いた重厚華美な油の香味も相まって、レンゲを持つ手を止めることが不可能なほど秀逸。果てしなく広がる上質なうま味と、どこまでも奥深い滋味に、思わず鳥肌が立ってしまった。
味噌ラーメンは、概してうま味を強めに打ち出す、濃度を上げる等の方法で、惹きを演出しがちだが、「ぶりゆ」の1杯は、自家製味噌、名古屋コーチン、飛騨牛等の天然素材の持ち味を限界まで引き出すことで、ほかに比類なき魅力を創り出すことに成功。
気が付けば、スープまで一滴残らず飲み干してしまっていた。名古屋市内はもちろん、対象を全国にまで広げても有数のクオリティを誇る、味噌ラーメンの白眉だ。
熱田味噌拉麺ぶりゆ住所:名古屋市熱田区3-5-6営業:11:00〜14:45、18:00〜21:00(金土のみ)定休:水曜日X @ atutamisobrew 4/5