OCEANS

SHARE

イタリアではビスケットが日本の駄菓子に近い?

イタリアにも、子供たちが日常的に楽しむお菓子が存在する。ジェラートやチョコレート、ビスケットのことだ。どれも子供たちを笑顔にする魔法のような存在。でも日本の駄菓子屋さんのように、子供たちが気軽にたくさんの種類から好きなものを選んで買える環境は、イタリアにはあまりない。
advertisement

イタリアの子供たちにとってのお菓子は、家族や大人が買ってくれる特別なもので、誕生日やクリスマスなどのイベントで贈られることが多い。もちろん、スーパーなどでお小遣いで買えるお菓子もあるけど日本の駄菓子のような遊び心はないし、「子供たちのための社交場」としての役割は薄い気がする。

子供がお菓子を通して喜びやワクワクを感じる気持ちはどこの国でも共通だ。甘いものを食べたときの幸せ、友達と一緒にお菓子を分け合う優しさ、そして新しいお菓子に出合う好奇心。日本の子供たちもイタリアの子供たちも、きっと同じように楽しんでいるだろうな。

イタリアのスーパーにあるビスケット売り場には多種多様なビスケットがずらり。

イタリアのスーパーにあるビスケット売り場には多種多様なビスケットがずらり。


日本の駄菓子に近い存在だと感じたのは、イタリアのスーパーにあるビスケット売り場だ。種類や形、味、値段はそれぞれあって、その時々にぴったりな味を選べる。この間、6年ぶりに一時帰国してイタリアのスーパーのビスケット売り場を見たとき、なぜか駄菓子屋さんを思い出した。
advertisement

駄菓子は、ただのお菓子ではない。子供たちは駄菓子を通してお金の使い方を学び、友達とコミュニケーションを取り、小さな冒険を楽しむ。そして、大人になった日本人にとって、駄菓子は子供時代の楽しい記憶がこもった、心の故郷なのだ。忙しい日常の中で、ふと見かけたり口にしたりした駄菓子が、忘れかけていた大切な思い出を生き返らせる。



イタリアには、日本の駄菓子のような独特の文化は存在しないけど、子供たちがワクワクし大人たちが懐かしさを覚えるお菓子は、きっとどの国にもあるはず。

日本の駄菓子はこれからも子供や大人に愛され続けるだろうなぁと思いながら、僕は今日もまた小さな駄菓子屋さんの扉を開ける。そこにきっと新しい発見と、心温まる物語が待っているから。

▶︎マッシさんの公式Xはこちら!

マッシ=写真・文 池田裕美=編集

SHARE

advertisement

次の記事を読み込んでいます。