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対馬の海洋プラゴミからリサイクルされたリングスターの「対馬オーシャンプラスチックバスケット」。大阪・関西万博の公式グッズストアへ協賛する。

対馬の海洋プラゴミからリサイクルされたリングスターの「対馬オーシャンプラスチックバスケット」。大阪・関西万博の公式グッズストアへ協賛する。


こうして技術者を説得し、完成したのが「対馬オーシャンプラスチック」と名付けられた再生プラスチックを10%配合した工具箱だ。
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研究によると、それ以上配合すると強度が保てないという。さらに重要なのが構造であり、同社が1世紀以上モノづくりを続けてきた知見があるからこそ、素材に頼らない丈夫な構造の工具箱が開発できたそうだ。

そして現在では工具箱以外にも使用され、開催中の大阪・関西万博では買い物カゴが協賛品にも選ばれた。

「たった10%、と思われるかもしれませんが、弊社はこの2年で約1トンのプラゴミを再生しました。大切なのは、そんな再生品をきっかけに対馬のような現状を知ってもらうこと。地元の子供たちに啓発活動を行っているのもそのためです。
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そうすれば世界は少しずつ変わり、ゴミも減るでしょう。海の未来のために、小さな一歩でもアクションを起こすのが大事なのです」。

唐金さん着用のディーゼル「リラックスド ジーンズ」は、一部にリサイクルコットンを使用。コップ1杯の水で行える脱色加工「ワイザーウォッシュ」など、環境負荷を抑えた作りが特徴だ。4万6200円/ディーゼル (ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)

唐金さん着用のディーゼル「リラックスド ジーンズ」は、一部にリサイクルコットンを使用。コップ1杯の水で行える脱色加工「ワイザーウォッシュ」など、環境負荷を抑えた作りが特徴だ。4万6200円/ディーゼル(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)


そんな唐金さんにはいてもらったのが、環境負荷低減を目指すディーゼルのデニム。革新的な技術で色落ちさせた淡いカラーが特徴だ。

「普段デニムは細めが多いですが、ワイドなシルエットもはきやすくていいですね。海に優しい作りというのも好感が持てます。

やはり業種に限らず、各々の企業が持つ技術を最大限活用し、世の中に正しく貢献していくことが大切だと思います」。
リングスター 取締役 唐金祐太●奈良県生駒市にて明治20年に創業した工具箱の専門メーカー、リングスターの創業家の長男として生まれ、20歳で同社に参画。工具箱以外の商品開発を提言し、アウトドア用の収納ボックスなどを開発。目下、海洋プラスチックゴミのリサイクルに取り組む。

OCEANS 6月「トレンドよりも、スタイルを。」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

八月朔日仁美=写真 星 光彦=スタイリング 竹石安宏(シティライツ)=文

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