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男性更年期障害Q&A

Q1. 男性も更年期障害になる?
女性の更年期障害では閉経をきっかけに女性ホルモンが減少することで、のぼせやほてり、冷え、倦怠感などの症状が出てきます。
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一方の男性更年期障害は加齢やストレスに伴う男性ホルモンの減少によるもの。分泌量は20代をピークにだんだん減少し、30代から心身の不調を感じ始める方もいます。

症状がゆるやかなこともあり、年齢のせいと思っていたら、更年期障害だったというケースも多いです。

Q2. どんな症状が?
医学的には「LOH(ロー)症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼ばれている男性更年期障害。その症状はさまざまで、気分の沈み、いらだち、不安、ほてり、動悸、睡眠障害、性欲減退などが見られます。
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気分が落ち込んで休日も自宅に引きこもる、疲れているのに夜中に目が覚める、といった症状も聞きます。精神的な不調の場合、男性更年期障害か、軽度のうつ病なのか見極めが難しいことがあります。

Q3. 原因になる男性ホルモンって?
男性ホルモンの代表的なものにテストステロンがあります。主に精巣で作られるこのホルモンは、思春期にかけて多く分泌され、筋肉や骨格、生殖機能の成長に関わります。

また、成人後も集中力ややる気の向上、精神状態の安定、内臓脂肪の減少、筋肉量や骨密度の維持など、心身にさまざまな影響を及ぼすといわれています。若々しい見た目をキープするために欠かせないホルモンでもあります。

Q4. 男性ホルモンが減少する要因は?
加齢と並び、テストステロンの分泌を低下させる代表的な要因がストレスです。強いストレスがかかると交感神経が優位になって、コルチゾールが分泌されます。コルチゾールが過剰になると、テストステロンのもととなる物質がつくりづらくなるため、結果的に分泌量が低下します。

40代は職場での責任が大きくなる世代ですから、仕事のプレッシャーも男性更年期障害の発症リスクを高める要因になっていると思います。

Q5. 仕事のパフォーマンスも下がる?
テストステロンには冒険心や競争心を高める作用があるといわれ、分泌量が下がると、仕事のパフォーマンスにも悪影響が出てきます。

また、テストステロン値が高い人は、リスキーな決断を恐れない傾向があるといわれ、実際にイギリス・ロンドンの金融街で働く男性トレーダーのテストステロン値を調べたところ、多い人は一日に上げる利益が大きく、かつ損失額も大きかった、という実験結果も報告されています。

Q6. 病院は何科に行けばいい?治療法は?
泌尿器科で治療を受けられます。問診や血液検査を行い、テストステロン値が基準値よりも低いと治療の対象になります。

メインの治療法はホルモン補充療法で、男性ホルモン製剤を筋肉注射で投与していきます。個人差はありますが、1回の投与で見違えるほど元気になるというケースも。ほかに陰嚢の皮膚に塗るクリーム状の薬品もあります。

とにかく不調が続く場合は、病院に行くことをおすすめします。

Q7. 予防方法は?
バランスのとれた食事、十分な睡眠や休養、ストレスケアによって男性ホルモンを維持することが大切です。

また、筋繊維を修復する際にテストステロン分泌が刺激されるので、筋トレもおすすめ。特にスクワットやベンチプレスなど大きな筋肉を同時に使う複合種目を行うと、より多くのテストステロンが出やすくなります。

驚きですが、“たくさん笑う”ことや趣味に没頭することなども効果的といわれています。

Q8. おすすめの食べ物・栄養素は?
肉など良質なたんぱく質を摂ることが重要です。精巣は活性酸素に弱いため、抗酸化作用のある玉ねぎやニンニクと一緒に摂るのがおすすめです。

テストステロンの生成に関わる亜鉛も欠かせません。カキやレバー、うなぎに豊富に含まれますが、日常的に摂るのが難しければ、サプリを活用しましょう。

近年は植物由来成分のテストサージもテストステロンブースターとして注目を集めています。
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