堤さんこだわりの極上のアウター4選

「アメカジは人生そのもの」と断言するほど、アイテムに一家言をもつ堤さん。ここからは、Gジャンやライダースなどのトップスを中心に、思いの詰まったアイテムを紹介する。チャンプの愛情溢れる解説は必見!
【ラングラー】チャンピオンジャケット

リーバイスとリーを含めたアメリカ三大デニムブランドの中にあって、ラングラーは1947年の創業と最後発のブランド。
だが、デニムブランドとしては世界で初めてデザイナーを招へいして独自の服作りを展開し、さらには全米ロデオ大会をサポート。カウボーイを中心に絶大な支持を獲得した。
こちらはロデオ大会の優勝者に贈られる、通称「チャンピオンジャケット」。ヴィンテージ市場ではかなり人気の高いレアな逸品だ。

「ラングラーのチャンジャケといえば真っ赤なサテン地の『12MJZ』が有名ですが、これはデニム地。珍しいですよね。その名のとおり、チャンピオンに相応しいものなので、絶対に欲しくて(笑)。
ただ個体数が少なく、お金があってもなかなか買えるものではありません。巡り合わせが良かったですね。
……とはいえ、実は一昨年12月に開催されたバンタム級『モンスタートーナメント』で優勝して賞金(1000万円)をゲットすることを見越し、試合前に購入したんです。無事に優勝できてホッとしました(笑)」。
チェーンステッチを駆使した刺繍ロゴはバックにも。ヴィンテージだと欠損していることが多い両サイド部分に付属したアジャスターもしっかりと残っていて、コンディションは文句なし
3/5