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「飛び級はできない」、あえて“遠回り”を選ぶ理由


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キックでは42戦無敗で、ボクシング転向後も6連勝。その記録は“神童”という呼び名以上に、日々の積み重ねの強さを証明している。

「“飛び級”はできない。毎日少しずつ。変わらずに、変わっていこう」
Xにそっと綴られたこの一文には、天心の生き方が滲んでいる。短絡的なバズを狙わず、流行に乗らない。基礎を疎かにせず、自分のペースでひとつずつ前に進む。


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「一時的にバズって注目されるって、“棚からぼたもち”みたいなもので、当たったらラッキー。それに頼ってしまうと結果的に前に進めなくて“止まって”しまうと思うんです。

数字とか評価に左右されずに、やるべきことを一歩一歩やっていく。地味だけど一番大事だと思ってます。今流行ってるからって方向を変え続けてたら、何も変わらない。

“ちょっとずつやる”って、実は一番難しいこと。でも僕は、ずっと基礎をやり続ける意識でいます。やっぱり、基本ができてこその応用だから」。

試され続ける自分、慣れてきたプレッシャー



キックからボクシングへ。無敵の王者から、新人へのリセット。積み上げてきたものを手放して、ゼロから挑むことを選んだ。

「周りからは、“変なやつだな”って思われてるかもしれません(笑)」。

かつては無名ゆえに気にならなかった声も、今では反響のスケールが違う。だが天心は、その空気に飲まれない。

「声が大きくなる分、プレッシャーも大きくなる。でもやってることの本質は変わってないから、“ああ、またこの感じか”って。むしろ、もう慣れてますね」。

慣れた理由を聞くと、返ってきたのは意外な答えだった。

「僕、想像力がすごくあるんですよ。“ああ言われるだろうな”とか“こうなるな”って、なんとなくわかる。大衆心理が読める気がするから、先回りして想定できる。だから焦らないんです」。
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