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悪夢を見ない方法は? 夢は操作できる? まだまだ知りたい「夢」のフシギ

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――できれば悪夢より良い夢を見たいものですが、悪夢を見る確率を下げるにはどうしたらいいでしょう?
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寝る直前にあれこれネガティブなことを考えないのが一番です。

自責思考が強く、失敗や嫌な出来事を反芻してばかりの人は、どうしても悪夢を見やすくなってしまいますから。とはいえ、実生活で直面している問題や対処しなければならない課題があって、どうしてもそのことを考えてしまうという人もいるでしょう。その場合は、問題を「いったん棚上げ」する思考が有効です。

「今はこれに困っているけれど、すぐには変えられないから焦らず行こう」とか、「一人ではどうにも背負いきれないから、明日上司に相談だけでもしてみよう」とか。今すぐ解決しようとすればするほどストレスになりやすく、それが悪夢のスイッチにもなります。状況を俯瞰して棚上げし、心理的ストレスを減らしましょう。
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そして、仮に悪夢を見てしまっても「これは夢だから、自分は大丈夫」と心のお守りのように誓っておくこともポジティブな効果が得られるでしょう。

――できるだけリラックスして眠りに入るのが大事ですね。

自分なりの入眠儀式を取り入れるのも良いですね。寝る前にリラックスできる習慣を作ることで、身体的な緊張がほぐれ、悪夢を見る確率を下げることができます。

例えば、ストレッチや深呼吸、アロマセラピー、心地よい音楽を聴くことなどがおすすめです。逆に、寝る前に明るい白色の照明や刺激的なテレビ番組を見てしまうと、脳が興奮して良い眠りが得られないので避けましょう。

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――最後に、ズバリ、夢をコントロールすることはできるんでしょうか?

一般的には夢の内容をコントロールすることはできません。

ただ、一部の人はいわゆる「明晰夢」を見ることができると言われています。これは夢の中で「これは夢だ」と自覚することです。明晰夢をみる人の中には、意識的に行動して筋書きを変えることができる不思議な能力を持つ人もいます。ただし、明晰夢を見るためのメカニズムはまだ謎が多く、確実な方法は存在しません。

私自身も明晰夢を自由に見ることはできないのですが、じつは何度か、それに近い経験をしたことがあります。

とある夢で、集団行動を乱す人がいて、「このままだと良くない方向に進むなぁ」と感じたんですよ。そこで、「ケンカになってほしくないから、その人には行動を改めてほしい」と願ったら、その思いがテレパシーのように伝わり、結果的にその人の行動が修正され、具体的には相手に謝り、トラブルを避けることができたんです。

このように、他者の行動を変える形で夢の筋書きを変えられるケースもあります。

――身につけたい能力ですが、何か効果的な方法はありますか?

こういった能力にはかなりの個人差がありますが、誰にでもできる練習法のひとつとして、夢の途中で目が覚めた時に「もし続きを見ることができたらどうなってほしかったか?」を考え、イメージの中でそのストーリーを付け足すという方法があります。

例えば、ビルから転落する夢で「このままだと落ちて死んでしまう……」というところで目覚めたとしましょう。そのとき、「落ちていくけれど、気づいた誰かがマットを敷いてくれたおかげで無傷で済んだ、よかった!」というように、結末を書き換えるのです。他にも、「殺人鬼に追いかけられて殺されそうになるところ、身を隠せそうな木の茂みがちょうどよく出現して難を逃れた……!」などなど。

これを意識的に行うことで明晰夢を見る練習にもなりますし、ポジティブな展開に変えることで、たとえ悪夢を見てしまった場合でも自分の心をケアすることにつながります。

――夢の内容をコントロールすることは難しくても、見た後でストーリーを軌道修正するのが大切ということですね!

はい。ぜひ日頃から取り入れてみてください。そして繰り返しになりますが、悪夢の中でとにかく奮闘しているということは、現実世界でも様々なハードルに立ち向かいながらアクティブに生きようとしている証しでもあるんです。悪夢は必ずしも悪いことばかりではないので、心身の状況を知らせる一種のサインだと捉え、現実世界をよりよく生きるヒントにしてほしいです!


夢に映し出されたストーリーが自分の状態に気づきを与えてくれるとは、なんとも心強く興味深いもの。今夜の自分はいったいどんな夢を見るのだろうか……? なんだか眠るのが楽しみになってきた!

岡田 圭(Verb)=取材・文 アントレース=編集

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