
慣れというのは恐ろしいもので、本来の魅力をつい見落としがちになる。軍系ボトムスの一角を担い、アメトラの代表的存在でもある“ベージュチノ”はそのいい例かもしれない。
街の大人たちを見ると、センスのいい人ほどその基本の“キ”を大切に、そして有意義に活用している。しかも、自分らしいアップデートを試みながら。ここでは、その好例を。
【写真7点】「洒落者たちのベージュチノパンコーデ3選」の詳細を写真でチェック ① 大胆なアプローチで定番チノのアップデートを狙う

スウェット=フリークス ストア パンツ=カラー スニーカー=ナイキ 帽子=ナインテーラー 眼鏡=ギュパール
▶︎並木さんのスナップをすべて見る並木佳央さん(61歳)これまで何度も手にしてきたからこそ、その進化系に興味が湧くってもの。並木さんは、ゴールドのサイドラインを巧妙にベージュへ馴染ませたカラーの一本を採用。その分、ゆとりのある黒のスウェットで落ち着かせる気の利かせようは、豊富な経験の成せる技かもしれない。
パンツに垣間見せた遊びは、なんとそのさらに下のシューズにまで。足を通したのはナイキのハイテク系スニーカーだが、なんとブラック×ホワイトのアシンメトリーときた。その大胆な組み合わせを可能にしたのも、定番ならではの懐の深さによるところか。
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