スポーツ経験者にもうれしい505
そして佐藤さんの中で、501と双璧をなすスタンダードモデルが505である。


「学生時代サッカーをしていたので、ヒップやモモが太いんですよ。そのためやや腰回りにゆとりのある505を、昔から好んではいていましたね。
505も2本持っています。インディゴブルーの方ははき過ぎてだいぶ汚れてしまったので、思い切って自分でペイントしてみました。
『シミになったからいっそやっちゃうか』くらいのノリだったので、刷毛も準備せず手で塗りたくりました。リアルっぽくていいかなと。もともと安価で手に入れたデニムなので、アレンジも思い切ってできますね」。


佐藤さん流のアレンジはペインティングにとどまらず、裾を大胆にカットオフもしている。そんな505の今の着こなしがこちら。

「ブラックはワインレッドのトップスを合わせて、上にはマッドな質感のコートを羽織りました。色味が多少抜けたデニムだと過度な艶っぽさが控えられるので、嫌味に見えません」。
アレンジを加えたインディゴブルーの505は、あえて上品なアイテムを合わせて楽しんでいるという。

「デニムと足並みを揃え男くさいアイテムを合わせてもいいですが、大人を意識するならカシミアニットなんかがいいのかなと。上下のギャップを楽しんでいます」。
501も505も、なぜ同じ品番で色違いを揃えたいと思ったのか? 佐藤さんはこう話す。

「昔からコレクター気質なところがあるんですよ。CDやレコードは集めていましたが、デニムに関してはそこまで意識していなかったですね。なんかいいなと思って買っていったら増えていました」。

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デニムに対する偏った考えを取り払うことで、自分の価値観で「いい」と思える1本に出合える。そう思わせてくれる、佐藤さんのコレクションだった。