リサイクルショップに眠っていた501

歳を重ねるとともにさまざまな経験をし、あらゆるデニムにも脚を通してきた。それでもなお、ワードローブの主力であり続けてきたふたつのモデルがある。それが501と505だ。佐藤さんは、それぞれインディゴブルーとブラックの2色を所有しているという。
「ここ最近、よくはいているのが5、6年ほど前に購入したブラックの501。福島の白河市にあるリサイクルショップで見つけたんです。’90年代のもので価格は1000円、まず値段に驚きましたよね(笑)。思わずブラックを2本購入しちゃいました」。


地方に仕事で行くと、古着店だけでなくリサイクルショップ巡りもするという佐藤さん。
「セカンドストリートやトレジャー・ファクトリーも覗きますよ。ときどき激ヤバな掘り出し物があるんですよ。トレジャーハント的感覚で掘っていくのが昔から好きなんです」。


インディゴブルーの501も、そうして見つけた1本だ。
「この501はいなたい感じに惹かれて購入を決めました。確か“セカスト”で3000円ぐらいだったかと。半額のシールが付いていたやつですね(笑)。
色の落ち方やカンヌキ止めにも違和感があって、市場に出回ったとしてもワゴンセール行きかもしれない。だけど僕は単純に物として面白いなと思いました。れっきとしたUSAメイドですが、おそらくデニム好きからは見向きもされないでしょうね」。


そんな501の着こなしがこちら。ブラックの1本は潔くワントーンで合わせることが多いという。

「大定番の501でも黒だとまた違った見え方になりますよね。デニムは程よく色が落ちているので、黒のグラデーションになり、奥行きも生まれます」。
一方、インディゴブルーの501はクラシックをベースにしつつ、鮮やかな色使いで遊びを加えた。

「色落ちが激しい501には、ツイードのジャケットを合わせます。オーセンティック過ぎないよう、インナーにはカラーニットを選びました。重厚なアイテムを着るときには、これぐらい色を攻めても決して突飛な感じには見えませんし、春の軽やかさも演出できますよ」。
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