501探しの旅から方針転換して見つけた1本
以降、瀬戸さんのワードローブにはリーバイスが定番化していくことになる。中でもレギュラークラスとして今なお君臨しているのがこちら。568ステイルーズだ。


「気に入ったポイントはシルエット、そして生地感です。友人と原宿のキャットストリートで遊んでいるとき、たまたま入ったリーバイスストアで568を見つけました。これまでリーバイスを買うなら古着が中心で、現行品にそこまで興味がなかったのですが、改めて見てみると『新品もいいじゃん!』と」。


リーバイスではわりと太めの部類に入り、501や505に比べるとマイナー品番。それは、これまでの考え方を方針転換したがゆえのチョイスだった。
「古着でこの色味の501を2年ぐらい探していたんですけど、自分の体に合うアイテムがなかなか見つからなかったんです。501はどちらかというと細めですが、学生時代ラグビーをやっていたので、もっとリラックスフィットのデニムがいいかもと思い直しました。それで見つけたのが568。理想の1本があまりにもあっさりと見つかって、なんて時間を無駄にしたんだろうと思っちゃいましたね(笑)」。
568を使った普段の着こなしがこちら。一見シンプルではあるものの、その中には瀬戸さんのこだわりが見てとれる。
デニム=リーバイス ジャケット=ザ・ノース・フェイス、シューズ=クラークス オリジナルス、サングラス=アイヴァン

「デニムはかしこまって着るものではありませんが、かといって歳相応は意識したいですね。ただオーセンティックに合わせたとしても、まだシブさを出せる年齢ではない。だからアウターやシューズで黒の力を借りました。デニムの色味が薄い分、より引き立ちます」。
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