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リーバイスのホワイトジーンズは汚してなんぼ

佐々木さんにとって、今も昔も定番は501で変わりない。ただ、稀に他のモデルもはくことがあるという。例えば505の白デニムがそうだ。
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「この505を購入したのは20年ぐらい前。シルエットは断然501が好きなんですが、たまに505をはくとこれもカッコ良いなと改めて気付かされますね。僕の中で505は小洒落たイメージ(笑)。お洒落にはきたい人向けなモデルだと思います」。


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あえて白を選ぶあたりに佐々木さんのこだわりが見て取れる。白デニムは汚れが目立つのが難点だが、佐々木さんは気にせず、むしろ汚した方がいいと話す。その心は?



「一般的に“白パン”はクリーンにはくのがカッコ良いとされていますが、デニムに関してはハードな生地ですから、汚れがシブさに転換される。

この白デニムにもいつの間にか汚れが付いていましたが、落ちるかどうか心配したことはありません。むしろ汚れがいい個性になるとも思っています」。

そんな佐々木さんは505をこう着こなす。


デニムパンツ=リーバイス ニット=古着 シャツ=ポロ ラルフローレン シューズ=エドワード ジョーンズ 帽子=カーハート


「程よく汚れた“白パン”に派手派手なニットを合わせました。手編みニットの素朴さとリーバイスの粗野っぽさがいいバランスです。あとは着こなしにちょっとしたズレが生まれると面白いんですよね。

例えばカジュアルなニット帽を被っているけど足元は高級靴だとか。冒険できるのも着こなしの軸に大定番のリーバイスがあるからかもしれないですが」。



 ◇

501や505……ベーシックな定番モデルを“普通”にカッコ良くはく。難しいことではない。佐々木さんのようにリーバイスと向き合えば、歳を重ねていくほどに仲が深まるはず。

佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文

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