健康的なカレーの秘訣は「本格派カレー」にあり!

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――カレーを食べ過ぎると起こる健康被害はありますか?カレー自体による健康被害は、ほとんどありません。インドでは日常的にカレーを食べていますが、カレーが原因の健康被害は報告されていないためです。
毎日カレーを食べることに問題はありませんが、白米の量に注意が必要です。白米の過剰摂取により、糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクが考えられます。
――健康的なカレーの食べ方はありますか?健康的にカレーを食べるには、次の食べ方をおすすめします。
カレー粉やスパイスを使用して本格的なカレーを作る
市販のルーやレトルトカレーは控えめにする
白米の量に注意する
市販のルーやレトルトカレーは、超加工食品のひとつです。手軽に食べられることは便利ですが、がんを含む健康被害のリスクに課題があります。
「抗がん食材5種入りの最強カレー」のレシピを大公開!
【材料(4人分)】
鶏もも肉(皮なし)…400g
プレーンヨーグルト(無糖)…100g
A:玉ねぎ…1個
にんじん…1/2本
マッシュルーム(しめじでも可)…100g
にんにく…1片
しょうが…1かけ
カレー粉…大さじ2
トマト水煮缶…1缶(400g)
B:ウスターソース…大さじ1と1/2
みそ…大さじ1/2
塩…小さじ1
水…200ml
バター…10g
塩・こしょう・ガラムマサラ…各種適量
お好みの油…大さじ1
ご飯…適量
【作り方】
①鶏肉はひと口大に切り、ヨーグルトをもみ込み30分以上おく。Aはすべてみじん切りにする(フードプロセッサーで細かくしても可)。
②鍋に油、A、塩少々を入れ、しんなりするまで中弱火で炒める。カレー粉を加えてひと混ぜし、トマト缶を加えてなじませる。
③B、鶏肉をヨーグルトごと加え、ふたをしてときどき混ぜながら10〜15分煮る。バターを加え、塩適量、こしょう、ガラムマサラで味をととのえる。
④器にご飯を盛り、3をかけ、お好みでパクチー(分量外)をのせる。
忙しい毎日で、料理を作れない日もあると思います。そんな時は、作り置きのおかず(常備菜)が冷蔵庫に入っていると、とても気がラクです。献立をイチから考えなくていいというのは、うれしいですよね。
また、健康に良い食事はぜひ日々の習慣にしてほしいですが、ここで紹介する常備菜なら「がんのリスクを下げる食材」を使った料理を食べられます。この本では、長生き常備菜のレシピを100も紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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カレーのスパイスには、それぞれに健康効果がある。白米の量に気をつけながら楽しむことで、より健康的に過ごせそうだ。紹介したチキンカレーのレシピも簡単なので、早速試してみよう!