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すべての写真を見る ヒトに優しく、地球に優しく。ただでさえ大量生産&消費を前提とするアパレル業界において、サステナブルなものづくりは喫緊の課題だ。
そんな難題に挑み、注目を集めているのが、日本のスパイバー社が開発した「ブリュード・プロテイン ファイバー」。植物由来の原料をもとに、微生物発酵プロセスを通して作られる次世代のプロテイン繊維素材だ。
石油や動物性の原料を使用せず、海洋環境で生分解されるこの夢のマテリアルは、地球を汚さないだけでなく生産効率性もすこぶる高い。スパイバー社の代表、関山和秀さんはこう語る。
「カシミヤのニット200gを例にした場合、従来は200gのタンパク質を作るためにヤギ1頭を約1年半飼育しなくてはいけません。その間、食料として穀物100kg程も必要。
一方、微生物なら理論上わずか40時間、しかも1kgの栄養源で同量のタンパク質が生成可能。付け加えると、設備さえ整えれば微生物自体の増殖も容易なのです」。
左から4万1800円、4万9500円/ともにゴールドウイン 0120-307-560
こちらは「ブリュード・プロテイン ファイバー」とウールをブレンドした特別な糸を用い、無縫製のホールガーメントにて編み上げた「ゴールドウイン」のカーディガンとニット。
背面内側には、スパイバーのロゴを使ったスペシャルネームが配置される。
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