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今やイタリアでは2人に1人が寿司を食べている!

イタリアでの寿司ブームは数十年前から広がったものの、日本人が経営する店は意外と少ない。そんな中、イタリアで最初に寿司を広めたのは日本人だった。

ローマで最初の寿司職人として働いたあと、1977年にローマからミラノに移住して、ミラノ初の寿司店「ポポロ屋」の営業を開始した。店主はイタリアで寿司を普及させた第一人者で、現在も多くのイタリア人に愛されているようだ。

「ポポロ屋」は寿司だけではなく日本食材の販売もしているから、イタリア人にとって日本食の知識を高めるのにもひと役買っているのだ。


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イタリア人がどのくらい寿司が好きかというと、たった数年間で多くのスーパーに寿司コーナーができるほどである。イタリアの料理専門メディア「ガンベロ・ロッソ(Gambero Rosso)」によると、イタリア人のほぼ2人に1人(44%)が、月に2〜3回は寿司を食べているようだ。レストランだけでなく、スーパーで寿司を購入する人も多く、その割合は半数以上の65%に上る。

イタリア人がイタリア国内のスーパーで寿司を購入する理由は主に3つある。
・時間の節約(60%)
・職場へのランチボックスとして(44%)
・費用を抑えるため(36%)

また、自宅でテレビを見ながら寿司を楽しむ「おうち寿司」派も34%いる。このデータを見ると、もしかしたら日本人よりもイタリア人の方が、寿司をよく食べているかもしれない。
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