キャプテン サンシャイン 児島晋輔さん。
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すべての写真を見る 雑誌の編集者からキャリアをスタートしたので、服全体のエディトリアルをとても慎重に行います。
ジャンルや国、年代を問わずメンズファッションのあらゆる要素を深掘りして、それらを取捨選択しながら組み合わせたり、削ぎ落としたり、置き換えたりして新しいプロダクトにまとめ上げる。なかでも若い頃から好きということもあって、古いものからインスピレーションを得ることが多いですね。
とはいえ、目指しているのはレプリカではないし、わかりやすく再現することもしません。むしろヴィンテージの匂いを消し去る。そんなクリエイションを意識しています。
ですから、デザインやディテール、シルエット、素材をオマージュしているものの、まったく違うカタチやクリーンに落とし込むことがほとんどです。
飲食店などで使われていたフランスのワークジャケットを、サマーウール×和紙糸のギャバジンでアップデート。暖かい時季に快適な一着に。7万2000円/キャプテン サンシャイン 03-6277-2193
かつてはスルーしていた古着が、後々になって気になることも少なくありません。たとえば最近では、以前は興味のなかった1980年代が新鮮に映る。
当時の原料や製法を研究して、実際に生産を担っていた年配の職人さんからも話を伺い、そうして得た学びをキャプテン サンシャイン流に編集しています。
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