Gショックブームはアメリカからの逆輸入だった!
Q27. Gショックがブレイクしたきっかけは?’80年代にアメリカで放映されたCMです。
Q28. それはどんなCM?
Gショックをアイスホッケーのパックに見立て、選手が打っても壊れないほどタフだということをCMで表現したんです。しかし放映されたあと、視聴者から「誇大広告では?」と意見が寄せられちゃいまして……現地の検証番組にもかけられたんです。
結果、CMと同じ状況でも壊れなかったので、無事にGショックのタフさが証明されました。これが爆発的なヒットのきっかけになりました。
Q29.ファッションとの最初の接点は?アメリカのスケートボードなど、横乗り系のカルチャーに影響を受けた日本の若者が、実用性とファッション性を兼ね備えたGショックをファッションアイテムとして取り入れたことが始まりです。
Q30. Gショックの人気にまつわる伝説的なエピソードは?Gショックブームが起こった90年代当時は、いわゆる“Gショック狩り”が多発したり、店舗に商品を輸送してきたトラックから直接商品を盗もうとする人もいたようです。
Q31. 愛称で親しまれているGショックの中から、思いつくものを3つ挙げるなら?スピードモデル、3つ目モデル、ジェイソンモデル。いずれもカシオがオフィシャルでつけた名前ではなく、ユーザーさんがつけた名前が浸透していったものです。
「DW-6900」通称“3つ目”モデル
Q32. それぞれの正式名称と、その愛称がついた理由は?スピードモデルは先ほど紹介した「DW-5600C」。映画『スピード』でキアヌ・リーブスが着用したことが由来です。
3つ目モデルは「DW-6900」。デザイン的な特徴である3連メーターからそう呼ばれるようになりました。
「DW-001J」通称“ジェイソン”モデル
「DW-001」のグレーカラー
ジェイソンモデルは「DW-001J」。デザインが映画『13日の金曜日』のジェイソンマスクに似ていることからその名がつけられました。もちろん、最初からジェイソンマスクをイメージしてデザインしたわけではなく、結果的にそう呼ばれるようになったのです。
Q33. フルメタルモデルが初めてリリースされたのはいつ?1996年です。
「MRG-100」
Q34. 初めてのフルメタルモデルの名前は?「MRG-100」。Gショックの耐衝撃性能を、メタル構造で実現した最初のモデルです。
Q35. Gショックは錆にも強い?現在は生産されていませんが、外装部分にチタンを使った錆に強いラストレジスト構造を採用したGショックがありました。
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