アイデア次第で遊び方が広がるシンプルなハコ

T-99プロトタイプ/ブラストトレイル
最後はまだ試作中というT-99プロトタイプ。
サイズは今後ニーズに合わせて変更するというが、要はけん引できる、ハコだ。ハコの中身はオーナーそれぞれ。中身に合わせてアレンジする楽しさもある。
キャンプ道具を目一杯詰め込んでおいてもいいし、釣りのクーラーボックスをこっちに載せれば帰り道に同乗者から生臭いという苦情はでないだろう。イノシシやシカを仕留めるのが趣味なら、成果はこちらに……なんて具合に、オーナーの数だけ使い道がありそう。
展示車両のライティングのせいか、好きな場所へ出掛けてから、ひとり籠もって外界を遮断することで心身を回復する特別な部屋、という使い方が浮かんだ。
そういえば、映画『グランブルー』でジャン・レノが演じたエンゾは、ボロボロのチンクエチェントでハコ型の小さなトレーラーをけん引していた。
そこには彼のウェットスーツやフィンなどが収められていたのだが、そんな風に普段は遊び道具を仕舞っておく(敷地に置いておく)ハコとして使い、いざとなったらけん引するという使い方もありそうだ。
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こんな風に、小さなハコでもアイデア次第で使い方も遊び方もどんどん膨らむ。愛車に載せられないからって、外遊びの楽しみまで削る必要がなくなるカーゴトレーラー。大型ピックアップ&SUV持ち以外には必須じゃないだろうか。