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生産終了まで残りわずか!レガシィ アウトバック



今回紹介するのは、2025年3月31日をもって注文受付を終了するスバル「レガシィ アウトバック」。レガシィの名を継承し、2024年9月に30周年を迎えたアウトバックの最終形態です。

実はこの連載でもずっと取り上げたいと思っていたモデルなのですが、なんとか販売終了前にご紹介できることになり、個人的にもうれしく思っています。
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今回は、私自身がスバル車に惹かれるきっかけともなった「レガシィ アウトバック」の魅力を振り返りながらご紹介します。
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スバル車に魅了されたきっかけのクルマ



私が現在乗っている「フォレスター STIスポーツ」を選んだ理由のひとつに、このアウトバックの存在があります。

それまでスバル車にはまったく縁がなく、正直なところ、その魅力もよくわかっていませんでした。そんな中、現在のアウトバックが発売されるタイミングで事前撮影会に参加する機会をいただき、初めてじっくりとスバル車に触れることになったのです。

そこで目にしたのは、品のある内装や広々とした室内空間。走りにおいて抜群の信頼感。都会にも馴染む洗練されたデザインでありながら、自然の中でもしっくりくる万能感。
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そして、絶妙なボディカラー(当時撮影した車体も、今回同様「ブリリアントブロンズ・メタリック」)が醸し出す雰囲気に、一気に惹き込まれました。



この体験をきっかけに、次に乗るクルマはスバルにしたいと思うようになったのです。さらに、話を聞けば聞くほどその機能性の高さにも驚かされるばかり。

“スバルのAWD(四輪駆動)は一体何がそんなにいいのか?”

それまではあまり意識していませんでした。

私は雪国に住んでいるわけでもなく、積雪も数年に1度あるかないかで、正直なところ「四輪駆動じゃなくてもいいのでは?」と思っていました。

しかし、フォレスターに乗り始めてからというもの、後輪が滑ったり、何かの拍子に運転に不安を感じるようなシーンがほとんどないことに気づきました。それがどれほど大きな安心感につながるのかは、ほかのクルマに乗ったときに実感します。

“あれ? 四輪駆動じゃないと、こういうときってこんなに不安定だったっけ?”

何気ないシチュエーションで感じるこの差こそ、スバルの常時全輪駆動がもたらす魅力のひとつなのだと改めて思います。

アウトバックもまた、その安心感を与えながら、快適な乗り心地と高い走破性を両立した1台。そんな「レガシィ アウトバック」が、30年の歴史に幕を下ろします。

最後の姿となる今だからこそ、その魅力をしっかりと噛みしめていきたいと思います。
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