岡山県倉敷に位置する児島は、言わずと知れたデニムの聖地。そこで生まれたデニムブランド「MOMOTARO JEANS」はSTANDARD、CLASSIC、EXCLUSIVE（SILK、CASHMERE）など、多様なレーベルを取り揃え、国産デニムの底力を発信し続けている。
そんな同ブランドが最近、海外から急速に注目を集めているのをご存知だろうか？ キッカケは、一本のインスタ動画にあった。
【写真11点】児島発「『MOMOTARO JEANSジーンズ』のインスタフォロワーが1カ月で“10万人”増えた理由」の詳細を写真でチェック再生回数は3300万！カメラマンの自主制作動画が大バズり
フォトグラファー・Keeganさん
昨年6月にオープンした「MOMOTARO JEANS KYOTO」。開店に際し、MOMOTARO JEANSは在日の海外インフルエンサー・Jesseさんを児島に招待。Jesseさんは自身のインスタグラムで、デニムの生産背景や京都店オープンの様子を追いかける
1本のPR動画を公開した。
この撮影を請け負っていたのが、フォトグラファーのKeeganさんだ。仕事を通じて、気がつけば彼自身、「MOMOTARO JEANS」の大ファンになっていたようだ。
Keeganさんは後日、京都店を再訪。実際の購入体験を一本のリール動画にまとめて公開した。自らの意思で動画を作成し、アップしたのである。この動画が、世界中のデニムラバーたちの心を打った。
MOMOTARO JEANSの公式アカウントは、わずか1カ月で約10万フォロワー（13万→23万）も増加。今現在は落ち着いたものの、約25万までフォロワーが伸び続けている。
反響はそれだけではない。同ブランドの海外ECサイトは2023年12月比で406％、2024年11月比311％もの売り上げを記録。さらに今年1月、青山店は入店制限をかけねばならないほど大盛況となった。
MOMOTARO JEANSの広報担当は以下のように話す。
「動画が視聴された、明確なきっかけや理由はわかりません。しかし、実直な職人の飾らない等身大の姿や生産背景に魅せられた部分は大きいと考えています。
また、Keeganさん自身が心から『MOMOTARO JEANS』のファンになってくれたのがいちばんですよね。彼の偽りなき、熱量や想いが込められた動画だったからこそ、消費者にも届いたのだと思います」。
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