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——どんな人にポッドキャスターをしてほしいですか?

TaiTan:ブランドをつくりたいとか、何かやりたいことがある人ですかね。自分もポッドキャストで土壌ができてきたので。

あとは、雑誌の編集者とかは向いてると思います。そもそも雑誌のアイデンティティを決定づけてるものって、情報の精度そのものというより編集会議の流れとか、そこで話されている会話のノリ自体だったりすると思うんですよね。その感じを直接アウトプットできるという意味でポッドキャストは向いてると思います。雑誌に比べてコストも少なく、スピーディーに出せるというのもメリットだろうし。

平野:たしかに。ポッドキャストって雑誌的ですよね。そういう意味では執筆業をやられている方の番組ももっと聞いてみたい。
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私も、紙メディアでこれまでも今も書いていますが、この数年で「読んでます」より「聴いてます」という反応が圧倒的に増えました。もちろんテキストにはテキストにしかできないことがあるし、続けていきたいですが、どうせ思考するのなら書くだけじゃなく喋る、くらいの感じで始めてみてもいいのかなと。特に喋りなら、焼きたての思考っていうか、カチッと完成されてなくても受け入れてもらえる軽やかさがあるので。

——これからポッドキャストで挑戦してみたいことはありますか?

平野:私は味な副音声は続けながら、友達と雑談をするポッドキャストもやってみたいんですよね。TaiTanさんはすでに最強のチームがありますね。

TaiTan:そうですね。もっといろんなことをできるチームにしていきたいなと思ってます。でも最小単位としては、あくまで友達とただ喋ってただけなのに気づいたらスニーカーがつくることになってた、っていうのが面白いですよね。

平野:TaiTanさんの企画は全部“ことば”が始まりになっていますもんね。

「IGNITE the Podcasters」の展示会会場

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文=田中友梨 写真=加古伸弥
提供記事=Forbes JAPAN

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