名店④ 絶えず行列、ご当地に属さない人気店「UNITED NOODLEアメノオト」

最後に紹介するのは、「UNITED NOODLE アメノオト」。実は、この「アメノオト」は、佐野市内に店舗を構えながらも、提供するラーメンは佐野ラーメンに属さない1杯。
上述したとおり、佐野市においてもここ最近、佐野ラーメンに属さないラーメンを出す店が増加傾向にあるが、その代表格がここ「アメノオト」だ。店主は惜しまれながら閉店した小山市の超実力店「中華蕎麦サンジ」のご出身。
同店の人気ぶりは、凄まじいのひと言に尽きる。おそらく栃木県全域のラーメン店の中でも、五指に入る待ち時間の長さを誇るのではないかと思う。週末ともなれば、1時間、2時間待ちは当たり前。私が訪問した2025年1月3日も、店の前へと辿り着いた13時20分の時点で、待機客は30人超。実際に着席できたのは15時半を過ぎていた。

もちろん店舗側もそんな状況を放置するわけがない。行列待ちの時間を緩和するため、整理券制を導入。ひとたび整理券をゲットすれば、店側が指定する時間まで、自由に行動することができるので、待機時間を上手く活用し、その間に佐野市の観光を楽しむのも手である。
さて、同店では、2025年1月現在、「醤油そば」「蛤塩そば」「昆布水つけめん醤油」「昆布水つけめん塩」など、多岐にわたる麺メニューを提供している。いずれの品も甲乙つけがたい完成度を誇るが、初訪問時にオススメしたいのは、多くのラーメン好きから高い支持を獲得している「昆布水つけめん」だ。
今回注文したのは「味玉昆布水つけめん 塩」。
現在、麺を昆布水に浸したつけ麺を提供する店舗は星の数ほど存在するが、「アメノオト」の1杯は、結論から申し上げれば格別。ほんの僅かな雑味さえ見逃さずに徹底的に取り除いた昆布水は、うま味の純度が並外れて高く、その気になれば、昆布水をまとった麺を、スープに浸すことなく終盤まですすり続けていられるほど。
昆布水だけではない。スープの味わいも、明らかに抜きん出ている。一滴一滴に鶏の滋味が凝縮され、香り豊かな鶏油の後押しも相まってその牽引力たるや、この上なく強烈。唇を伝うストレート麺の滑らかな感触を、夢中になって堪能していると、いつの間にか丼が空っぽになっていた。
長い待ち時間の発生を加味しても、訪問する価値は十二分にある優良店中の優良店だ。
UNITED NOODLE アメノオト住所:栃木県佐野市堀米町455-1営業:11:00〜14:30/18:00〜21:00 日曜は11:00〜15:00定休:月曜日X:@amenooto_un