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名店① マニアが飛び上がるほどハイレベル「青竹手打麺 餃子 岳乃屋」


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1軒目にご紹介するのは、「青竹手打麺 餃子 岳乃屋」。

先に述べたとおり、佐野市は全国屈指のラーメン処であり、ご当地麺・佐野ラーメンのお膝元。近年においては、佐野ラーメンに属さないラーメンを出す店も増えてきているが、未だなおマジョリティは佐野ラーメン提供店舗だ。その数は老舗から新店にいたるまで100を上回る。

なかでも、「岳乃屋」が手掛ける1杯は、1、2位を争うほどハイレベルだ。そのレベルの高さたるや、佐野ラーメンの枠を超え、広く「手打ち麺を用いたラーメン」というカテゴリーで捉えても、全国屈指だと考えて差し支えないほど。
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同店が提供する麺メニューは、「ラーメン」「塩ラーメン」及びそれらのバリエーションと、「味噌ラーメン」。イチ押しは、メニューリスト筆頭を飾る「ラーメン」と、複数名のラーメンマニアが飛び上がるほど美味と声をそろえる「塩ラーメン」だ。

「ラーメン」と「塩ラーメン」とで、用いるスープは共通。鶏ガラと豚ガラの滋味とコクを余白なく抽出し、重厚な素材感を打ち出した清湯スープだ。

ふくよかで素朴な味わいの「ラーメン」

ふくよかで素朴な味わいの「ラーメン」


「ラーメン」はこのスープに醤油ダレを、「塩ラーメン」は塩ダレとすり胡麻を合わせるが、前者は、醤油ダレが、鶏・豚の素材感を更に引き立たせる構成で、後者は、塩ダレ・胡麻から放散される香味と、鶏・豚の滋味・コクとを競演させる構成。ふくよかで素朴な味わいが持ち味の「ラーメン」、シャープに引き締まった味わいが持ち味の「塩ラーメン」といった印象で、両者の食味はかなり異なる。

シャープに引き締まった味わいの「塩ラーメン」

シャープに引き締まった味わいの「塩ラーメン」


しかし、スープを飲み干したあと、甘美で濃密なうま味の余韻が食べ手を夢心地にさせる点においては、両者の間にまったく差異がないのだ。個性こそ違うが、出来映えにいささかの優劣もなし。同店の「ラーメン」と「塩ラーメン」の人気は、マニアの間でも真っ二つに割れているが、実際に2杯戴いて、その理由の一端が垣間見えたような気がした。

麺も秀逸のひと言に尽きる。不揃いな形状が朴訥なハンドメイド感を醸し出す、青竹手打ち仕様の自家製。麺の奥底から湧き上がる麦香も麗しく、際限なくすすり続けることができる。

同店の最寄り駅は、東武鉄道佐野線の田沼駅。駅から徒歩5分ほどでアクセスできるので、ぜひ万難を排して足を運んでいただきたい。
青竹手打麺 餃子 岳乃屋
住所:栃木県佐野市栃本町1492-2
営業:11:30〜14:30/17:30〜19:30
定休:火曜日
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