黒、白、グレーのベーシックな無地ニットは冬のマストアイテム。しかし、「アウターやジャケットに隠れるわけだし、無地なんだから何でもいいだろう」と思うのは間違いである。シンプルであるからこそ、素材やシルエットの違いはより顕著に、着こなしの格を決めてしまうものなのだ。
街で目立っていたイケてる大人は、一体どんなニットを着ているのか。聞いてみると見事に今をときめくブランドが挙がってきた。パッと見では分からない細部までコダワリを込めるからこそ、カッコイイおじさんとなっているのだろう。今回はそんな洒落者3人をピックアップ。
【写真7点】「街で爆増する『軽・薄ダウンジャケット』を緊急スナップ」を写真でチェック
① 「コモリ × スコットアンドチャーターズ」のカシミアニット
ニット=コモリ × スコットアンドチャーターズ コート、パンツ=ともにコモリ 靴=クラークス オリジナルズ
中川直樹さん(49歳) リッチなコモリのムートンコートを筆頭に、色を徹底排除したシックな黒コーデを見せてくれた中川さん。
中に着ているのは、スコットランドのニットウェアブランド、スコットアンドチャーターズにコモリが別注した100%カシミアニットだ。墨のような漆黒が全体のトーンに奥行きを出している。
コーディネートに合わせたかのような、程よいグレイヘアがまた渋い!
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