③ ヴィンテージ「エルメス」を調和するタフな質感
靴=ホーキンス ジャケット=ヴィンテージのエルメス Tシャツ=ユニクロ パンツ=バリー ブリッケン 帽子=ブティック×ディセンダント
土屋龍成さん(31歳) ヴィンテージを使ったスタイリングにドレスシューズやレースアップは“お洒落してます”感が出てなんだか気恥ずかしい。そんなときに役立つのがローファーである。
ヴィンテージの「エルメス」のジャケットに合わせたのはタフな印象の「ホーキンス」。もともと乗馬ブーツや軍用ブーツを作っていたブランドだけに、気兼ねなくガンガン履ける庶民の味方でもある。これに“最高のチノパン”と名高い「バリー ブリッケン」のパンツをコーデ。
美シルエットのジャケットに質実剛健なブランドを合わせるだけでこんなにもこなれた印象に。技あり、いや見事に一本!
良く履き込んだ風合いが個性的な着こなしに負けない存在感を放っている。
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ローファーなんて何でも同じ、と言う勿れ。世代を超えて愛されてきた歴史があるシューズだからこそ、ブランドやデザインによって趣も異なる。いつものカジュアルにトラッドをひと匙、そのミスマッチを楽しんでいただきたい。