手袋越しに触れた藍色のラピスラズリ
こんにちは、原田龍二です。最後のエピソードは、呪物をめぐる2つの体験談で締めくくりたいと思います。
2022年11月17日、僕はオカルト界の女王・角 由紀子さんと動画でコラボをしました。その際、彼女はある「呪物」を持ってきてくれたんです。
具体的に何だったかというと、藍色をしたラピスラズリという石。肉団子よりひとまわり大きいまん丸な石でした。
聞けば、その石の持ち主が次々に怪我をしたり病気にかかったりしていると。会社に保管していたら、業績も悪化したというんです。とにかく、呪われている石だから確認してくれないかと、阿部吉宏さんに見せに来ました。
阿部さんというのは、この連載でもお馴染みとなった、僕と一緒に心霊スポットを回っている降魔師の男性ですね。
(左から)角由紀子さん、原田龍二さん、阿部吉宏さん(YouTube「ニンゲンTV」より)
そのラピスラズリには確かに人の念がこもっている、というのが阿部さんの見解。僕もその石に触ろうとしたところ、「手袋をした方がいい」と勧められました。呪物に触れても呪われないようにする特別な手袋です。
そもそも、僕は懐疑的な人間です。呪物と言われても「はい、そうですか」と簡単に納得することはできない。呪物を証明するには、それ相応のことが起きる必要がありますから。だから、手袋越しに触れたその石に対する僕の反応は「へ〜〜〜」という程度のものでした。
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