トレンド②「麺や晴心」
~手揉み麺の魅力が堪能し尽くせる名杯!スープも規格外の出来映え~ 続いては、2024年11月11日、東京メトロ東西線・落合駅から徒歩1分という至便な場所にオープンした「麺や晴心」。
店主・高野氏は、都内屈指の「煮干しラーメン」の実力店「亀戸煮干中華蕎麦 つきひ」と、同店の姉妹店「北千住煮干中華蕎麦 かれん」のご出身。この両店が修業先だと聞けば、普通は、独立店で提供される1杯も当然、煮干しラーメンになると思うはず。
ところが、高野氏が自店で提供することを決めた1杯は、修業元とはまったく異なる「淡麗ラーメン」だったのだから、驚愕するほかない。しかも、このラーメンに用いる麺が、製麺所製とはいえ、茹でる前に綿密な手揉みが施された手打ち風の極太麺なのだから、驚きもひとしおだ。
そんな同店が、現在(2024年12月)提供するレギュラー麺メニューは、「醤油」と「塩」、及びそのバリエーション(味玉入り、チャーシュー増し、特製)のみ。「醤油」「塩」ともに、新店離れした規格外の完成度を誇るが、「どちらか1杯を」と言われれば、私は「塩」を薦めたい。
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