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ケースバックには、アーサー・H・ロストロン船長のイニシャル「AHR」がエナメル モノグラムで記されている。


ティファニーでクリエイティブ ビジュアル マーチャンダイジングなどを統括するクリストファー・ヤング氏は、今回落札した懐中時計について次のように語っている。

「ティファニーのジュエリーやオブジェは、19世紀半ば以来、世界のラグジュアリーにおける礎となっている。ロストン船長の懐中時計は、感謝の気持ちを表現した素晴らしいアイテムであり、この特別な宝物を再びティファニーに迎えることができ、ブランドとして身の引き締まる思いだ」。

オークションハウスのディレクターは、「このピースを発売してから112年後にティファニーが買い取ったという事実は、ひとつの物語が完結し、時計が故郷に帰ってきたことを示している」と感想を口にしたという。

壮大な旅を終え、故郷へと帰還した懐中時計。その価値はティファニーの歴史的な1ページとして刻まれ、タイムレスに受け継がれていくに違いない。

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