平さんもこがけんさんも所有する「ラッドランダー」の魅力

平　続いていきましょう。こちらアディダスの「ラッドランダー」。



こがけん　昔は「バッドランダー」っていう名前でしたね。今は「ラッドランダー」に変わったと。おお、ゴアテックスですね！

平　最初に復刻したカラーはこれですね。デザートカラー（ベージュ）で、オレンジとブルーが利いているっていう。



こがけん　私もそのカラーの復刻、持っております。

小島　さすがだなあ。このオールブラックは、オリジナルにはないカラーリングなんですよ。

こがけん　確かに黒になっただけで、まったく雰囲気が変わりますよね。

小島　アトモスでも両方取り扱っているんですが、購入層もまったく違います。ベージュは往年のスニーカーファンが、黒は若い人やファッション好きが購入していきますね。



こがけん　僕のふんわりとした記憶で申し訳ないのですが、モデル名が「バッドランダー」だったときって、ナイキのACGシリーズがグッと盛り上がった時代と重なっていませんか？

小島　そのとおりです。オリジナルが99年の発売ですから、まさにストリートでアウトドアが盛り上がっていた時代です。

こがけん　カラーリングセンスが抜群ですよね、この独特な、凝ったデザインもいい。

小島　こういうパーツの多いスニーカーは、今、どのブランドもほとんど作らないんですよね。製品作りの効率化が進んでしまっていて。

平　本気のハイキングシューズやトレイルシューズが揃うアディダスの「テレックス」シリーズの製品を見るとよくわかりますが、どれもシンプルですからね。でも僕はやっぱり、この「ラッドランダー」的なデザインが好きで。



こがけん　このシューレースにかかる大きなフラップがいいですよね。バックパックみたいで。