日本でいちばんオークリーを語れる芸人
平 ではそれぞれの、2024年のベスト3を発表する形でいきましょう。まずはこがけんさんから。
こがけん 順位は甲乙つけ難いのですが、2024年の個人的ベスト3ということで。まずはこちらのオークリーから。
平・小島 おお〜。
こがけん 「(オークリー ファクトリー チーム)オービタル フレッシュ」です。ブレインデッドというファッションブランドが、オークリーと共同で復刻させたスニーカー。オリジナルは2000年代初頭だったと思います。実は「フレッシュ」を含めるとこれでもう5足目なんですよ。
小島 さすがのセレクトですね。目の付けどころが違います。
こがけん 履き心地がもう、明らかに他のスニーカーと違うんです。特殊な履き心地。これがヤミツキになって、何回も買っちゃうんですよ。
平 そう、買っちゃうんですよね〜(注:平さんも「フレッシュ」「オービタル フレッシュ」を6、7足所有)。
こがけん この見た目もいいんです。オリジナルの発売当時、近未来をイメージして作られていたものが、今ジャストフィットな感じで。
平 オリジナルは25年近く前の発売ですからね。
こがけん 特徴のひとつがこのソール。実に豪快なデザインです。
小島 恐竜の足みたいですよね。
こがけん そうなんです。生物的というか……宇宙人のようなイメージもあります。最初は少し硬いかなっていう感じのソールなんですけど、履いていくうちに足に馴染んできて、めちゃくちゃいいんです。
「フレッシュ」を持っていたんですけど、どうしてもこの「オービタル フレッシュ」が欲しくて、やっと手に入ったんですよ。
平 復刻当初は本当に数が少なかったですよね。発売を重ねるごとに3色、4色とバリエーションが増えて、数も多くなって。普通に履ける靴になってきました。
こがけん はい。確かに「フレッシュ」は多く出すんですが、この「オービタル フレッシュ」はやっぱり数が少ないんですよ。
平 そうでした。このタイプはなかなか出さないんですよね。
小島 こがけんさん……オークリーを日本でいちばん語れる芸人さんなのでは?(笑)
平 本当に(笑)。私もオークリーやブレインデッドの人に聞いたんですが、「フレッシュ」は販売ラインがいくつか分かれているんですよ。インラインで販売するモデル、日本未発売モデル、そしてショップ限定モデル。だからコンブリートするのが難しいんです。
こがけん この「オービタル フレッシュ」も、黄色とブルーのコンビでめちゃくちゃかっこいいカラーがあるんですけど、日本に入ってきてないんですよね。
小島 こがけんさん、1足目からすごい熱量ですね。
こがけん もう本当にかっこいいなと。甲に入っているシルバーのオークリーのマークも、小さいけどデザイン的に利いているんですよ。
小島 スケートブランドのパレスとコラボしたり、シュプリームをバイアウトしたり、今後もオークリーは面白くなりそうですね。
こがけん ちなみにオークリーとバレンシアガのコラボは、チョコプラ(チョコレートプラネット)の長田が着てます。
平 チェックしてますね〜(笑)。
こがけん はい。スニーカーを常に気にしていると、いろいろ目に飛び込んでくるんですよ。この「オービタル フレッシュ」、服にも意外に合わせやすいので、ぜひ。
平 本日のこがけんさんの服にも絶対合いますね。ちなみに、今日は何を履いてきたんですか?
こがけん スニーカーじゃなくて雪駄なんですが(笑)。(ゴエモンの)「ウンダ」と、アパレルブランドのグラフペーパーとのコラボです。横から見てみてください。ソールがエア入りなんですよ。これはすごくいいです。
平 ゴエモンは日本のブランドですよね。
こがけん はい。日本の伝統技術にスニーカーのテクノロジーを掛け合わせるっていう。エアが柔らかすぎないのがいいんですよ。
小島 結構固いんですよね。
こがけん そうなんです。固めだから逆に疲れない。
平 (ソールを触りながら)めっちゃ固いっすね。
小島 僕も気になっていたブランドで、来年からアトモスでも取り扱いを始めるんです。うちでバイヤーをやっていただこうかな(笑)。
こがけん はい。来年からアトモスに就職します(笑)。
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