
2001年に中村ヒロキさんがスタートさせたビズビム。当初はフットウェアに重きを置いていたものの、今やアクセサリーにフレグランスにと幅広いラインナップを誇る。
とはいえ、手法にせよ、デザインにせよ伝統へのリスペクトは変わらず感じられ、モノ作りへの情熱も衰え知らず。それが国内のみならず世界から支持を得る理由でもある。中でも熱がハンパないのは仙台のファッショニスタたち。彼らから、ビズビムの着こなしの極意を紐解きたい。
【写真12点】「仙台の洒落者に見るビズビムの着こなし」の詳細を写真でチェック
① ビズビムを活かすために心掛けること

Gジャン=ビズビム Tシャツ=フレッシュサービス パンツ、帽子=ともにアンリーシュ シューズ=ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン×ニューバランス 眼鏡=ゾフ バッグ=エムエムシックス 腕時計=オメガ×スウォッチ
▶︎石井さんのスナップをすべて見る石井英樹さん(38歳)ベースは白Tにネイビーパンツという潔い組み合わせ。そこに奥行きを生んでいるのがGジャンだ。その味わい深い趣たるや誰もが古着と見紛うかもしれないが、ビズビムである。
ただ、ビズビムと聞いて驚くより、むしろいっそう腑に落ちる。色落ちや縫製部分のあたりなどはリアリティたっぷり。とはいえ、ショルダーを程よく落としアームにゆとりをもたせたシルエットはかくも現代的。ローファー顔のスニーカーも含め、新鮮なアンバランスこそブランドの真骨頂。それを活かすならほかはシンプルに、がビズビムを着こなすコツかもしれない。

2/3