③ ギミックの効いた「アンライクリー」のタンカースジャケット
推薦人:ビームス プレス 岡村拓哉さん
ビームス PRの岡村さんが今冬よく着ているのは「アンライクリー」のリバーシブルブルゾン。アメリカ軍で使用された戦闘服“タンカース ジャケット”がモチーフで、後期側のデザインを表面に、初期型のデザインを裏面に施した遊びの効いた一着だ。
「武骨で男らしさ溢れる、ミリタリーのアイテムがもともと好きなんです。アンライクリーのこのジャケットは、丈感も短くアレンジされていて、レイヤードも楽しめるのがお気に入りです」。
アンライクリーを手掛けた中田慎介さんは、岡村さんにとって職場の大先輩。熱意ある服作りを間近で見ていてすごく勉強になったという。
「ちょうど軍もののアウターを探していたときに、中田さんから直接このアイテムの話を聞けたんです。例えば、片面がキルティング仕様になっているのも、イエローキャブの運転手が着用していた民間用タンカースがアイデアだと教えてもらいました。そんなこだわりを知り、さらにアイテムが魅力的に思えて、即買いしましたね」。
キャップ=アメリカンニードル ジャケット=アンライクリー インナー=ビームス パンツ=ダイワ ピア39 シューズ=ティンバーランド
岡村さんがこのジャケットを着るときには、ボトムスにユーズド加工の入ったデニムや、ベージュのチノパンを合わせることが多いとか。
「シンプルに、トラッドなアイテムを合わせるのが好きです。インナーにはニットやスウェットを着たり、レイヤードを楽しみたいときは長丈のシェルやテーラードジャケットなども着たりします」。
◇
愛着のあるアウターを軸に装いを考えるのは楽しい。デニムとヴァンズでシンプルに合わせたり、レイヤードを楽しんだり。今回の3人のように、思い思いコーディネイトを組んでみよう。