軽井沢のゴルフ場の中で今、西武プリンスホテルズ&リゾーツの「晴山(せいざん)ゴルフ場」がホットスポットとして再注目されている。
その理由は、2024年7月に大人も子供も家族も楽しめる“開かれた社交場”として生まれ変わった大規模リニューアルにある。
晴山ゴルフ場が無二のスポットとしてアップデートしたポイントをご紹介しよう。
世界的建築家・坂 茂氏が手掛けたクラブハウス
創業は1961年。晴山ゴルフ場は、豊かな自然に恵まれた軽井沢エリアの中でも歴史あるゴルフ場の一つだ。
北陸新幹線の軽井沢駅から車でわずか2〜3分、上信越自動車道碓氷軽井沢I.C.から15分程度という好立地も手伝って、他県からのリピーターも絶えないという。
そんな晴山ゴルフ場が、今年の7月にリニューアルオープンを果たした。
今後数年をかけて、順次リニューアルを継続予定だが、まずその第一弾として着手したのが、ゴルフ場の顔とも言うべき、クラブハウスの刷新だ。
建築を手掛けたのは、西武グループのエグゼクティブアドバイザーであり、世界的建築家として知られる坂 茂(ばん しげる)氏。
これまでのクラブハウスをベースに、温かみと開放感のあるインテリア空間を具現化。年齢性別問わず親しみやすい、まさに憩いの場が完成した。
今後さらなる改修を見据えているクラブハウスは、落ち着いた風格ある建築で、足を踏み入れた瞬間に良い意味でクラブハウスらしからぬ心地良さを感じるはずだ。
再生紙を使った紙管を壁や天井に多用しているのも特徴で、そんなディテールもまた気持ち良さをもたらしてくれる。
柔らかな曲線と、温もりのある素材感は、クラブハウスというよりも、まるで自然の中のオープンカフェを想起させる。
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