▶︎すべての写真を見る シンプルを極めたアッパー、ウェッジインサートを配したフォームミッドソール、ヘリンボーンパターンのアウトソール。
一目でそれとわかるデザインやディテールを踏襲しつつ、現代の技術でアップデートした「コルテッツ」はそれだけで食指が動くが、思わず唸ったのがフットボールシューズを彷彿させるスペックーーつややかなグレイの合成皮革、サイドのステッチワーク、そしてシュータンフリップーーだった。
22年のFIFAワールドカップでにわかに脚光を浴び、すっかりあらたなスタイルとして定着したブロークコアを意識しているのは間違いない。
ナイキはその感触を確かめるように「エア マックス プラス」や「キルショット 2」で同種のコンセプトワークを披露してきた。
いわば、真打ち登場というわけである。
オーシャンズ世代にとってうれしいのは、そのフリップは取り外し可能ということ。古き良きアメリカンカジュアルの仕上げに履きたいなら、フリップを取っ払えばいいのだ。
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