③ 思いもよらないアプローチと斬新小物で作る個性

コート＝メゾンスペシャル　ニット、眼鏡＝ともにユニクロ　パンツ＝ザラ　シューズ＝バレンシアガ　帽子＝バレンシアガ×グッチ　眼鏡＝ユニクロ　バッグ＝ヒューマンメイド　腕時計＝クロス

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篠崎健生さん （38歳）

コーディネイトは、アウター、インナー、ボトムス、そして小物らを調和させ絶妙なハーモニーを奏でるものだ。ただ、その通説に真っ向から反論し逆説的に個性を演出したのが篠崎さんである。

取り入れたメゾンスペシャルのコートは、足先に届こうかというほどの丈感。フロントラインをフルクローズさせれば、もうほとんどコートのみのコーディネートである。その一般論とは真逆のアプローチこそツボ。それは、アート性のあるデザインが秀逸なシューズへ自然と目が向けさせるという副次的効果も生んでいる。





1着で有無を言わさず大人っぽく仕上げてくれるコートの威力は今なお健在。その頼もしさを、トレンドを意識するあまり封印してはもったいない。ならば、短丈との二刀流を我々としてはぜひとも推薦したい。