「なぜこの人はシンプルなのに格好いいの？」サイズ感や小物選びに見る“隠れた秘密”とは

合わせているのは馴染深いあのアイテム。とりわけ目を引く着こなしテクを駆使しているようにも見えない。ただその佇まいは、明らかに周りとはひと味違う……。

実は、そこには確固たる秘密がある。しかも、ほんの些細なこと。今回は、街で見つけた3名を例にその秘密に迫りたい。

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① MA-1&白パンツを普通に見せないサイジング

ジャケット＝ツーディライブ　シャツ、パンツ＝ともに古着　シューズ＝ローク　帽子＝不明　眼鏡＝不明　リング＝イチ

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千葉伸一郎さん（39歳）

シャツと白パンのワンツーコーデに羽織ったのは、誰もがよく知るミリタリーアウターの筆頭格たるMA-1。しかも、シンプルなモノトーン以外に取り入れたカラーはなし。とはいえ、千葉さんの着こなしにはどこか風格が漂う。



そのキモこそサイジングである。白パンは細身で合わせる手もあるが、ほんのり香る艶っぽさがキザとも捉えられかねない。そこで太めの一本をチョイスしつつ、そのテンションに倣いアウターもたっぷりめで。

とはいえ、シャツ裾がちょい覗く短丈ゆえ野暮に見えない。誠実な黒縁メガネやレザーキャップといった小物選びの機微も、大人の雰囲気作り貢献している。