ビジネスにも使えるモダンダイバーズの最適解
「メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT SBEJ009」4時位置のリュウズが特徴的な「1968 ダイバー」は、GMT機能搭載モデル。200m空気潜水用防水。ステンレスケースとブレスレットには「1965 ダイバー」同様、小傷を防ぐ表面加工技術「ダイヤシールド」が施される。SSケース、42mm径、自動巻き。21万8900円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチ 0120-061-012)
もう一方の「メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT SBEJ009」(以下、「1968 ダイバー」)は、1968年に登場したプロ用ダイバーズのデザインコードを継承。
その名前が示すとおり、GMT機能(ふたつのタイムゾーンの同時表示)を備える新キャリバー「6R54」を搭載する。
この時計には“プレミアム”という形容が相応しい。高レベルの機能性と、感性を刺激する美しい外装を兼備しているからだ。
まず目を引くのは美しいグリーンカラーだ。文字盤は見る角度によって表情を変えるサンレイ仕上げ。つややかなベゼル表示板の素材には、耐傷性に優れたセラミックスを採用している。
回転ベゼルの操作面にある精緻な凹凸の造形の美しさも、この「1968 ダイバー」の特筆すべき点であろう。
ダイバーズ本来の力強さと都会的な洗練が融合。唯一無二の存在感を放つ、プレミアムなスポーツウォッチに仕上がっている。
[1968 ORIGINAL]1968年の発売当時、世界最高水準のハイビートムーブメントを搭載。ワンピース構造のケースは300m空気潜水用防水を実現。冒険家の植村直己が70年のエベレスト登頂時に携行した。
ビジネスウォッチとしても秀逸である。美しいデザインはスーツの腕元に品良く収まり、GMT機能は海外出張時に役立つだろう。
またセットアップやジャケット&デニムといった、きれいめの装いにも合わせてみたい。カジュアルスタイルの格上げにも役立つはずだ。
セイコーダイバーズの歴史を継承しつつ、華やぎを添え現代的に進化を遂げた本モデル。現代社会が求めるダイバーズの、最適解のひとつである。
[FEATURE]「1968 ダイバー」に搭載されているキャリバー「6R54」。GMT機能に加え、3日間(約72時間)のロングパワーリザーブを誇る。GMT針はリュウズ操作により単独調整が可能だ。
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