⑥ このアウターに古着ワークウェアの新機軸を見る

ブルゾン＝古着　パンツ＝ストライプ　シャツ＝キャルトップ　スニーカー＝ホカ　バッグ＝バッグジャック　サングラス＝グダー

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田口啓介さん（46歳）

名だたるブランドのアウターを紹介してきたが、田口さんが着用しているのは古着。だが、その古着がとにかく素敵だったのでここで取り上げたい。

カバーオールのようなシブい佇まい。ただ、それがデニム地でもなければダック地でもなくオールレザーという点がキモ。そのうえ、コーデュロイ生地の襟の切り替えを身頃と同様ブラックで統一しているがゆえに佇まいはワークというよりモードである。ゆえに、ブラックのバックパックも先進的なランシューもうまく溶け込んでいる。

やはり、時代を代表するブランドのアイデンティティが落とし込まれたアウターはことさら目を惹く。そのアイテム力にまず敬服。それに加え、今回の結果を見るつけ着こなし上手は選び上手だってことも判明。その審美眼に、改めて拍手を送りたい。