時代を問わず、季節を問わず、大人の着こなしにおいて、安定感で群を抜くブラックコーデ。その足元には自由とラクを満喫できるスニーカーもいいし、革靴でシックをキメ込むのも悪くない。
今の時季ならブーツなんてどうだろう。パンクスタイルやバイクカルチャーを通ってきたクチなら今さらと思うかもしれない。ただ、街の着こなし上手たちの姿を見ればその提案も理解していただけるかと。
【写真9点】「秋のブラックコーデ×ブーツ」の詳細を写真でチェック ① 足元でつけた抑揚が淡白回避のカギ
ジャケット=サブレーションズ パンツ=フューズ シューズ=レッドウィング 腕時計=アップル
▶︎宮本さんのスナップをすべて見る 宮本桂典さん(43歳) 手慣れた色でまとめるだけのイージーさゆえ、ものぐさな大人も試したくなる黒スタイル。ただ考えなしに実践しようとすれば、全体的にのっぺりとした印象になってしまうのでご注意を。その点、宮本さんは随所に覗かせた抑揚に攻略の糸口を見つけた。
同じ黒でもアウターとインナーでトーンに差をつけたのはいい例。シャリ感のある軽やかなアイテムに袖を通したかと思えば、足元はタフネスがウリのレッドウィングだ。
しかも、特別なパーツを駆使して従来のイメージとは一風変わった見栄えにアレンジする気の利きよう。斜め掛けしているのがポーチではなくカメラというのも面白い。
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