らしさと意外さが同居した気鋭ブランドのNEWモデル
野口さんが「最近気になっている」と語るのが、ザ ヒノキの1本である。


国内の実力派ブランドのもとでパタンナーとして活躍していた二人が2015年にスタート。現在は鳥取県を拠点にし、コットン、ウール、リネンとすべてオーガニックの素材を使用している。天然繊維、天然染料を用いて作られたアイテムは、環境への配慮のみならず、心地よさや安心感、そして普遍的な美しさが魅力だ。

「このシルエットはブランドの定番として知られ、過去にチノパンやコットンツイルのパンツに採用されてきました。それをデニムにしたのがこちら。以前から好きなシルエットでしたが、デニム地ということでいっそう惹かれます。試しにはいてみたらすごく良かったんですよ」。

「ダブルニーのデニムは、ありそうで意外とない。ワークっぽさはありつつ、タック入りでキレイめにもはける。今の自分にはちょうどいいのかなと思います。洗練した印象ですが、古着との相性も悪くないはず。フレンチカジュアルのようにハイウエストで合わせたいですね。濃厚な色味なので、育てていく楽しみも味わえます」。
4/4