分子構造が小さいから肌を傷つけずに浸透
──では、美容成分として優れている点は? 分子構造が小さいというのがメリットですね。アミノ酸はとても小さな分子なので、ペプチド結合しても小さいまま。だから、肌のバリア機能を通過して皮膚に浸透するんです。
つまり化粧品を塗ったり、クリニックの施術を受ければ、ペプチドを肌の中まで届けることができる。
松倉クリニックで行われている、「タンサンジェット」という治療法。機械を使って、肌や頭皮の奥までペプチドやヒアルロン酸などの美容成分を届けるのだ。痛みもなく、施術時間はわずか4分ほどだという。4万4000円。
またペプチドは肌のみならず髪にもGOOD。4万4000円。
ここだけの話、コラーゲンもヒアルロン酸もペプチドと比べると巨大な構造。なので肌に塗って浸透するかといったら、イエスとは言いづらいですね。
また一般的には、ペプチドはアミノ酸からできているから安全性が高いという話もありますが、私は少し疑問を抱いています。
自然物質からできている漢方を例に取っても、長期間服用すれば腹水が溜まることもある。組み合わせによってさまざまなペプチドが作られているわけだから、すべてが安全とは言い切れないはずなんです。
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